大学に進学する際、多くの学生さんがパソコンの購入を検討するかと思います。
Apple製品のiPhoneを使っているから、パソコンもMacにしようかな?と考える方もいらっしゃることでしょう。
しかし、いざネットでMacBookについて調べてみると、「やめとけ」「後悔」、なかには「イキリ」など強いネガティブな表現を目にします。
そこで、今回は結局「大学生はMacBookやめた方が良いの?」という疑問を解決し、納得してもらえるよう記事にまとめました。また、私個人の意見ばかりでは偏ってしまう可能性もあるため、ネット上の口コミも合わせてご紹介したいと思います。
最後の方には、MacBook/Windows両方を使った経験のある私自身の体験談と、MacBookを少しでも安く買う方法を合わせてご紹介してます。
本記事の内容
- 大学生がMacBookを買うべきかどうか解決できる
- MacBookのメリット/デメリット(向き・不向き)がわかる
- MacBook以外の選択肢がわかる
- Macに関する大学生の体験談がわかる
大学生はMacBookやめとけと言われるけどホント?【ネットの口コミ有り】
早速結論から述べると、「大学生はMacBookやめとけ」は単なる「言いがかり」です。
そもそも、どうして大学生はMacBookやめとけなんて言われるのか?
まずはその理由から見ていきましょう。
大学生はMac”やめとけ”と言われる理由
- ソフトウェアが動かないという主張
- Macユーザーは”イキリ”と言われるという主張
- Macユーザーが少ないという主張
- Macは高すぎるという主張
- ショートカットキーがWindowsとは異なるという主張
大体上記のような、「Macやめとけ!」という意見が多く見られます。
しかし、実際に大学でMacBookを使っている側からすると「ちょっとちがうな」と意見したくなる部分もあるので、それぞれの主張に対して回答していきたいと思います。
大学生はMac”やめとけ”は言いがかり
上記の主張に対して順序立ててご説明いたします。少し多いので、気になる所だけでも見てみてください。
- 【反論1】授業で必須ならパソコンは指定される
- 【反論2】リアルの世界でMacは”イキリ”なんて聞いたことない
- 【反論3】Macユーザーは少ない←これは本当
- 【反論4】Macは高すぎる?Windowsも高い
- 【反論5】ショートカットキーを多用するレベルの人はそもそも自分で選ぶ
【反論1】授業で必須ならパソコンは指定される
Macだとソフトウェアが動かないものがあるという主張はかなり多いです。
ですが、大学生が授業で必須使用のソフトがあるのであれば、そもそもそれがちゃんと起動するように大学側があらかじめパソコンを指定しています。(例えば私の大学は理系学科中心ですが、建築家や情報処理といった特定の学部はパソコン/OSを指定されています。)
つまり、逆説的にはなりますが、そういった指定がない「パソコン何でもいいよ」というからには、仮にWindowsのみでしか使用できないソフトを使ったとしても、学校のパソコンを借りてできるようにするなど何らかの対策を取ってくるので問題有りません。
注意点として、このMacBook Airは「M1」っていうアップルの新しいプロセッサー積んでるねん
で、これのメリットとしては、とにかく性能が良くて、iPhoneのアプリも一部動く優れものなんやけど、大学で専門的なソフトを動かす場合(多分大丈夫やと思うけど)は挙動がおかしくなるリスクもある
— フォトン (@photon_xyz) March 8, 2022
大学生協の説明会でPCの説明があったんだけど、大学の入学案内にIntel Windows必須ってあったのにM2 MacBook Airを普通に勧めてて困惑してる
M2でもいいならM1だって平気だろうし、それもし今後の授業でだめだったらどうするつもりなの...— 山田ハヤオ (@Hayao0819) February 4, 2023
大学も絶対授業で必要なら、細かく注意するので大丈夫です。
【反論2】リアルの世界でMacは”イキリ”なんて聞いたことない
(命題を挿入)
これはタイトルのとおりです。私は実際にMacを大学で使っていますが、イキリなんて一回も言われたことはありません。
強いて言えば、熱狂的なWindowsユーザーから「Macかー。高いんでしょ?」って言われたことがあるくらいです。
ネットではすごいイキリって言われてますね、、、
【反論3】Macユーザーは少ない←これは本当
ここに関しては、そのとおりです。2024/02/16時点でも大学生のMacユーザーの割合は多くても2割前後と言われています。
— 立正大学学生広報部りすこう (@riskou_2019) May 2, 2020
私の肌感でもMacユーザーは少ないですね。
【反論4】Macは高すぎる?Windowsも高い
単純にCPUの性能だけ比べた際にはMacBookはWindowsに比べて高いという評価は間違っていません。
ですが、私が今回お伝えしたいのは、「大学生が」「大学に持っていく」パソコンとして、Macはどうなのか?という点です。
まずは、以下にあげる2ポイントを考えて見てください。
- 性能が良くても重くて持ち運べなければ使わなくなる
- レポートや動画視聴にプロクリエイタースペックは必要?
後にまとめる、Macの長所でもご紹介しますが、Macがデザイン性に優れていて持ち運びに便利なのに対して、WindowsPCはそれにおとる機種も多くあります。
仮にMacと同じレベル性能・デザインをWindowsで探すと、結局同じような値段になってます。
つまり、大学生にとってコスパを考えるとMacは一概には高いとは言い切れません。
また、多くの大学生がパソコンを使用する用途としては「資料作成」「講義視聴」「オンラインミーティング」の3つになってきます。
たまにですが、このくらいの用途の学生に対して、プロの動画編集などに用いられるWindowsの超ハイスペックの機種をMacの値段と比較して紹介する方がいます。
私からすると、プロレベルで使用するパソコンを、パソコンを初めて買う大学生にいきなりおすすめするのはオーバースペックだと思います。
大学推奨パソコンは安全を見すぎて高いものを選びすぎていると思うのです。Windowsなら安い5-7万円ので十分だと思うのですが現役生の方々どうでしょ。
— kwkt爺 (@kawakatsum) February 24, 2015
生協のパソコンは結構高額ですよね。
【反論5】ショートカットキーを多用するレベルの人はそもそも自分で選ぶ
WindowsPCとMacとでは、使用するショートカットキーが異なります。
この点を嫌って、”Macはやめとけ”と毛嫌いする方いますが、この記事を読んでくださっている方の多くが、初めてパソコンを買う・パソコン初心者と言えるような方々を想定しています。
一方で、「ショートカットキーが変わって嫌だ」という方はご自身でそれなりに好みのパソコンを想定できているかと思います。
つまり、このような理由を”Macはやめとけ”という理由に含めるのは、想定するターゲットとしてずれているのでは?と感じます。
以上が”大学生はMacやめとけ”と言われる具体的な原因(リスク)と、それに対する本音(反論)でした。
続いては、Macを買うメリット/デメリットを整理して、「Macを買うのに向いているのはどういった人か?」を合わせてご紹介したいと思います。
Macの中ではどれがおすすめ?
Macが問題ないのはわかったけど、どのMacがいいの?という方向けに、
ズバリ理系大学生にはMacBookAir(M1チップ搭載)が最もコスパがいいです。
※(2024/03/08追記)Apple公式は、M1チップ搭載のMacBook Airの販売を2024年3月4日に終了しました。これに伴い、アップル公式でのM1Macの購入はできなくなりました。詳しくは以下の記事にまとめています。
M1チップで十分
詳しいことは省きますが、MacBookAirにはM1チップと呼ばれる、いわば”PCの脳”が搭載されています。このM1チップの能力があれば、大学生活における大抵の作業は余裕でこなせます。(文章を執筆したり、プログラミングをするには十分)
(では逆に限界値はどの変化といわれると、カスタマイズ(Macを買う際のオプションのようなもの)をどの程度行うかにもよりますが、ざっくりいうと4K画質の動画編集をサクサクやりたいような方には性能として不十分です。別の言い方をすると、超高画質でスピード感あるゲームをする方には不向きです。)
MacBookのメリット/デメリット・向き/不向き
ここからは、MacBookを選ぶメリットとデメリットを具体的にご紹介していきます。MacBook購入に向いている人・向いていない人も合わせてご紹介していきます。
Macを買うメリット【向いている人◯】
早速メリットをご紹介します。
- ”学割”や”無利子分割払い”など学生に優しい
- どのMacを買えば良いかわかりやすい
- リセールが高い
- 持ち運びが便利【薄さは正義】
”学割”や”無利子分割払い”など学生にお得
アップル製品であるMacBookは、学生であれば学割価格で購入することができるかつ無利子で分割払いできるという2点が最大のメリットです。
参考までに2024/02/11時点でMacBookAirを学割かつ48回払いに分割したとすると、2,495円/月で購入できます。
※(2024/03/08追記)Apple公式は、M1チップ搭載のMacBook Airの販売を2024年3月4日に終了しました。これに伴い、アップル公式でのM1Macの購入はできなくなりました。詳しくは以下の記事にまとめています。
教科書代や引っ越し代、その他いろいろなところでお金がかかる大学生にとって割引と分割は非常にありがたい話です。(WindowsPCも学割や無利子分割払いがあるにはありますが、審査や、パソコンの機能と値段のコスパを考えるとMacBookAirに軍配が上がることが多いです)
少しでもコストを安く抑えたい方には中古のMacBookがおすすめです。アップル製品は中古の質も非常に高い傾向があり、ちゃんとした中古販売店のものであれば、ほとんど作動面は新品と変わりないものが手に入ります。
どのMacを買えば良いかわかりやすい
Macは大きく分けると、「MacBookAir」「MacBookPro」「iMac」の3種類だけで至ってシンプルです。年代やカスタムなどは選び間違いに注意ですが、基本的にAppleStore公式で買えば特に問題にはなりません。
性能の高いパソコンをどんな人でもわかりやすく選べる点はMacの良いところと言えます。
一方で、Windowsは選ぼうと思えば性能がよいPCをMacBookよりも安く買うこともできますが、(デザイン性は落ちます)CPUの世代を調べたり、メモリのサイズを確認したり、色々と”自分で”確認しながら買わないといけません。
まとめると、Macは”パソコンのことはよくわからないけど良い性能の物が欲しい”という方向けです。
リセールが高い
Macは万が一必要がなくなって、「売りたい!」となった場合でもかなり高額で売ることができます。
実際に上記でおすすめしてきたMacBookAir/M1(Apple公式販売:134,800円(税込))だと(状態によりますが)7万円前後で買い取ってもらえる所もあるようです。
実際にMacを使って「やっぱりWindowsPCがいいな」となっても、半額以上の値段で買い取ってもらえるのはMacBookの強みです。
持ち運びが便利【薄さは正義】
意外とパソコンを買ったことのない方は気にしていないのですが、ノートパソコンの持ち運びサイズは非常に重要です。特に理系大学生は必要な教科書や、道具(持ち物)などが多いため、とにかく薄くて軽いサイズのパソコンがおすすめです。MacBookAirはその点デザイン性も非常に高く、むしろそれが一番のメリットとして買う人も多いくらいです。
WindowsPCにも薄型で軽いものもあるにはありますが、どうしてもコスパが悪い印象です。
学校と家で持ち運びが多い学生はこのメリットの恩恵はかなりのものです。
続いてはデメリットを見てみましょう。
Macを買うデメリット【向いていない人✗】
Mac購入にはもちろんデメリットも存在します。次にあげる欠点が気になる方は、購入を待ったほうが良いかもしれません。
- うまく選べる人ならWindowsPCがコスパ良
- PCゲームができない
- Macの使い方はMacユーザーしかわからない
うまく選べる人ならWindowsPCがコスパ良
デザイン性は完全に無視して、単純に高い性能のパソコンを安く買いたい方にとってはMacはおすすめしません。CPUやメモリ、SSDなどMacと比較しながらいろいろなWindowsPCのメーカを探せば、確実に値段を抑えることは可能です。
ただし、そのためには多少パソコンの知識も必要ですし、想定している用途によってはそもそも予算として不十分なことなどもあるため、パソコン初心者にはかなり難しいです。
色々言いましたが、とにかく少しでも性能の高いPCを安く買いたい方は色々調べて勉強しながら、WindowsPCを買うのもおすすめです。
PCゲームができない
MacBookではSteamなどで人気のタイトルがほとんど満足に遊べません。ソフトをいれてなんとか頑張ってプレイする事もできますが、オンライン対戦のゲームなどに不向きなことに変わりはありません。(性能不足です。)
そもそもゲームをする際にはゲーミングPCのような尖った性能のPCが必要になってくるので、違った話にはなってきますが、こうしたPCゲームをプレイする方にMacは絶対オススメしません。
Macの使い方はMacユーザーしかわからない
PCを使っているとわからないことが必ずでてきます。MacBookの場合、誰か他の人に質問したいと思ってもMacユーザーでない人に聞いた場合、殆どの確率で「わからない」と言われてしまいます。
特に大学教授などの年代では、まだまだWindowsが主流でしたので、その辺が気になる方はMacはやめたほうが良いかもしれません。
ただし、ネットでは相当な数のMac使い方をわかりやすくまとめている記事があるので、殆どのことはネットでググれば解決できます。
以上がMacを購入するメリット・デメリットになります。特に大学生が気をつけたいことは、PCゲームがMacではできない点です。大学では、ゲームも1つのコミュニケーションツールになりますので、プレイする予定のある方は要注意です。
MacBook以外の選択肢としておすすめは?【3つ】
このパートでは、「やっぱりMacはやめてWindowsにしよう」という方に向けて、MacBook以外の選択肢としておすすめのWindowsPCを3つだけご紹介します。
ここで紹介するWindowsPCは、MacBookAir(M1チップ)と同等以上の処理性能(サクサク動く)のパソコンです。Mac以外も考えている方は、デザインや値段なども参考にしてみてください。
- Asus Vivobook
- Asus Zenbook
- mouse K5-I7GM5BK-A
Asus Vivobook 15 OLED X1505VA
【PR】ASUS Vivobook 15 OLED X1505VA
このWindowsPCはMacBookAir(M1)と同様の値段ですが、CPUの面とストレージサイズなどの面で優れています。
「ASUS Vivobook 15 OLED X1505VA」は有機ELディスプレイを搭載しているため、非常にきれいな画面で作業ができます。スペック的にも、動画編集くらいまでは無難にこなせるレベルです。
Asus Zenbook 14X OLED(UX3404)
ASUS Zenbook 14X OLED (UX3404)も上記で紹介したVivobookと同様有機ELディスプレイ搭載で、きれいな画面です。スペックとしては、Vivobookよりも高性能で、動画編集などの重たい操作に加えて、大体のPCゲームまでこなせる優秀さです。(あまり推奨はされませんが、一部の超高画質のPCゲームも動くには動くようです。)ノートパソコンタイプのゲーミングPCという人もいるくらい高性能のパソコンです。ただし、その分値段は結構します。
デザイン性に関しても、WindowsPCの中でもトップクラスにスタイリッシュで、持ち運びにもかなり便利な薄さです。
mouse K5-I7GM5BK-A
こちらのパソコンは日本製が売りのmauseというメーカーオリジナルのWindowsPCです。能力的にはおおよそ上記で紹介したAsus Vivibookぐらいだと考えて問題有りません。
カスタマイズができるので、自分好みに細かく弄りたい人はこちらのパソコンでも良いかもしれません。
ひとまず上記3点が個人的にMacの代替案としておすすめのWindowsPCです。
なお、商品の画像を紹介に使うために、アフィリエイト広告を使っていますので、購入する際はご自身でどのサイトが一番安いのか(メーカー公式とか)チェックしてからご購入ください。
【体験談】結局”持ち運び”が多い大学生にはMacがコスパ良
このパートでは、MacとWindows両方を使ったことのある現役大学生のわたし自身の体験談を簡単にご紹介します。
改めて私がどのような大学生か簡単に自己紹介からのせておきます。
- 理系大学生・現役薬学生
- プログラマーとして活動
- Webライター・ブロガーとしても活動
- ITパスポートなどの資格も有り
このように、普通の大学生よりもパソコンを使用する機会の多い経験があるため、今回はMacに関する記事をまとめました。
私の個人的にはMacbookは非常に大学生にとって、コスパの良い製品だと思います。学部にもよりますが、私の場合大学で使う教科書が予想以上に多かったため、Mac以上に大きくなられるとパソコンを学校のロッカーに置くか、家での作業用にするかどちらかになっていたと思います。そのくらい、あの薄さには助けられています。
スペック自体は、ぶっちゃけ学校の作業に関しては能力不足を一切感じたことはなく、大学生活に限って言えば最近のパソコンであれば何でも大丈夫というのが本音です。ですが、毎日使うパソコンがスタイリッシュだと使っていても愛着が湧きますし、ちょっと調べ物がしたいときにすぐに立ち上げられるMacは優秀だと感じます。
Macに対して、WindowsPCもサーフェスという機種をつかってたことがありますが、特別Macとなにかが変わった感じはありません。(値段も同じくらいですし。)ただ、キーボードを使用するだけの私には、タッチパネルは不要かな?といった印象を受けました。
あとは、スマホがiPhoneでiPadも使用するので自然とicloudやエアドロップが使えるMacを頻繁に使っています。
周りの学生を見ていても、Macユーザーは持ち運びも便利なようで、頻繁にパソコンを持ってきている印象ですが、Window派の学生はそのガタイ大きさから、「パソコン持ってきて」と言われてやっと持ってくるような印象です。
こうした傾向からも、いかにMacのデザイン性が優れているか、大学生におすすめなのか、わかる気がします。
Macを安く買うならApple公式の学割or中古!
最後に簡単にMacBookを安く買う方法をご紹介して終わりにします。
何も特別な情報では有りませんが、大学生がMacを買うならMacBookはApple公式が一番オトクです。
アマゾンや楽天をおすすめしている方もいますが、大学生の場合、Apple公式で学割が効くので、一番安いパターンはApple公式になります。以下にMacBookAir(M1)を例にご紹介してます。
学割の値段以上に安く買いたい方は、ちゃんとした中古店のMacBookでも大丈夫です。Macはリセールがかなり高いため、数も多く質が高いものも多いです。Backmarketさんなどの中古Macは新品と遜色なくうごくと評判です。
参考までに2024/02/11時点でMacBookAirを学割かつ48回払いに分割したとすると、2,495円/月で購入できます。
※2024/02/12時点(Apple公式より)