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【薬学生・本音】文系が理転して化学を選択して大丈夫?

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文系から理系学部に進学するためには、理科を最低でも1つ独学しなければならないことがほとんどです。

この理科の選択科目を間違うと理転失敗にも直結してしまうため、慎重に判断しなければなりません。

今回は「化学・生物・物理」のなかで「化学」を検討している方に向けて情報をまとめました。

一般的な理転の情報に加えて、実体験をもとにした情報も含んでいますので、選択の際1つの材料としてお役立てください。

※この記事を書いている私beeは実際に大学受験で理転をして、薬学部に進学した現役の薬学部生です。理転する際物理・生物・化学これら3つを学習したので理科選択に関して情報の偏りは最小限だと思います。

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本記事の内容

  • 理転で化学を選択するか決定できる
  • 化学を選択するメリット・デメリットがわかる
  • オススメの化学の教材がわかる

理転して化学を選択すると?【結果:理科の点数が安定します】

合格

一般的に大学受験において、理科科目「生物・物理・化学」それぞれを1言であらわすと、、、

  • 化学→模試・本試で点数がブレにくい
  • 生物→暗記が命
  • 物理→高得点・満点を狙いやすい

他の科目、生物・物理に関しては別の記事で詳しく説明していますので、興味のある方はそちらを御覧ください。

「模試・本試で点数がブレにくい」と言われる理由

化学が安定して得点できるのには以下のような理由があります。

  • 「理論・有機・無機」のように範囲が広い
  • 高校化学では出題レベルが限られる

それぞれ個別に詳しくご説明します。

「理論・有機・無機」のように範囲が広い

ご存知かもしれませんが、大学受験で出題される高校化学は、大きく分けて「理論化学・有機化学・無機化学」の3つに分けられます。

これらそれぞれの学習量は膨大で、高校のカリキュラムによっては2年生から化学の授業を開始して、ギリギリ3年の冬くらいに1通り終わるところもあるようです。

そのくらい学習量が多い科目であるため、試験(特に共通1次)で出題する際には、どうしても浅く広く出題する傾向があります

もちろん、最近の受験業界の傾向として、実験などに絡めた応用的な出題も無視できませんが、あらゆるレベルの学生が受ける共通一次などでは、全てそのような難問で仕上げてしまうと試験として成り立ちません。

ですので、結果として化学の問題はどうしても物理や生物に比べて高難度になりづらいと言われています。

実際に経験談ですが、私が理科を独学し始めた頃、生物・物理の点数が3〜4割をウロウロしていたところ、ほとんど5割をキープしていました。

高校化学では出題レベルが限られる

高校で学ぶ「化学」は厳密に化学事象を説明して学ぶものではなく、「反応→結果」のようにピンポイントで学ぶことがほとんどです。

例えば、「エステルに水を加えると、加水分解する」などです。

これを厳密に説明するのであれば、「エステルを生成しているカルボニル炭素への求核付加反応によって-OHが抜けるため、これが結果として加水分解となる。」わけですが、高校ではここまでは勉強しません。

つまり、最低でも「原因と結果」を理解しておけば解ける問題で構成されることがほとんどということです。

生物ほどは暗記寄りの科目では無いからこそ、「暗記量は少ない」かつ「暗記したところは出題されやすい」ということになります。

有機化学・無機化学がポイント

実際に化学を勉強してみるとおわかりいただけるかと思いますが、はじめのうち理論化学は点数が伸び悩みます

そこで注目したいのは「有機化学」と「無機化学」です。

有機化学は、簡単に言うとルールを覚えてそれらを使っていくスタイルの分野です。つまり、覚えるものさえ覚えてしまえば、一見無理そうな問題でも解けるのが有機化学の特徴です。また、覚える部分も理論化学ほど複雑では無いのもポイントです。

無機化学はThe・暗記です。単に覚えるしか無いものがほとんどですので、早い段階からコツコツ覚えて行けば点数をかなり高く持っていけます。また、暗記が得意な元文系にも優しい分野と言われています。

個人的な経験になりますが、今後薬学部などの医療系に進む学生は特に「有機化学」はしっかりとマスターしておきたいです。ヒトの身体を考える際、有機的な反応はかなり沢山出てくるため、ここの理解が浅いと大学で苦労します。

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化学を選択するメリット・デメリット

メリット・デメリット

ここからは、実際にどんな人が化学選択に向いているか、より具体的にご紹介したいと思います。この記事をご覧になっているみなさんがどちらに多く当てはまるのか、理科を選択する際の1つの指標として使ってみてください。

大前提として「化学が嫌い」という人は論外になってしまいますので、他の物理や生物に関する記事がおすすめです。

化学を選択するメリット

以下のような方には化学の選択がおすすめです。

  • 理科2科目選択なら1つは化学
  • 暗記量はおさえたい・でも物理は苦手
  • 化学以外の知識は使いたくない

理科2科目選択なら1つは化学

一般的な受験対策の定石ですが、意外と理転する方はこれを知らないことも多いです。理科科目が、2つ必要な学部を受験する際は「1つは化学を選択する」のが基本です。

理由としては、上記で説明した通り、点数がブレにくいため理科の得点を安定させる目的で選択することが多いです。

加えて、共通一次に関しては化学の平均点は生物や物理ほどブレないので、そう言った意味でも化学を選択させる学校や塾は多いです。

暗記量はおさえたい・でも物理は苦手

高校化学のカリキュラム上の理由から、「暗記量それなりかつ理解科目」が化学の特徴です。

言い換えると、生物と物理の間のような勉強をするのが化学であると思ってもらって構いません

消去法のような選択理由ですが、「生物ほど暗記は嫌だけど、物理みたいな純理解科目は苦手」という方には化学がおすすめです。

そこそこの暗記で、点数を取っていけるのがメリットになります。

化学以外の知識は使いたくない

化学は、化学の知識しか使いません

これはどういうことか説明するには、生物と物理の話が必要になります。

例えば、生物ですが「代謝」という生体内の反応を勉強するのですが、これはガッツリ「酸化還元反応」です。つまり、生物を勉強しているのに化学の範囲が入っていることになります。

また、物理に関しては、エネルギーの式を導出する際に微分積分を使います。

これら生物・物理に対して、化学は「別の科目の知識」がストレートに必要になることはほとんどありません。

理科は理科でシンプルに勉強したい方には化学がおすすめです。

化学を選択するデメリット

基本的にはメリットの逆がデメリットになりますが、特に気をつけたいのは以下の点になります。

  • 勉強に時間がかかる
  • 2次試験が難しい事がある

勉強に時間がかかる

冒頭でも話した通り、高校で学ぶ化学は「理論・無機・有機」の3分野あるため、範囲は膨大です。独学する科目の中では、時間がかかることも事実であるため、勉強のペース配分は重要になってきます。

また、理論化学などは1回勉強しただけでは理解できないことも多く、数学のように反復して解く練習をしなければ試験で得点するのは難しくなります。

共通一次と2次試験のギャップが大きい

大学によりますが、2次試験でとんでもなく難しい実験などを出題してくるところがあります。

高校化学の特徴を紹介したパートでも述べましたが、受験に使う化学の勉強では「原因と結果」を暗記するようなものが多いのです。

しかし、試験問題を作成している大学教授はその道のエキスパートですので、どうしても出題する際にその原理を問う問題が出題されることがあります。

化学は結果を暗記ベースで乗り越えた共通一次と、その理屈を聞かれる2次試験との間でギャップが生まれやすい科目でもあります。

【おすすめ教材】文系で化学をマスターするために

参考書

ここからは、実際に文系が化学をマスターするためにおすすめの教材を具体的にご紹介します。

化学は「理論・有機・無機」で分かれていますので、それぞれの参考書を載せました。

レベル的には、完全初心者の文系がこれから化学を勉強することを想定しています。

※著作権の問題で本の表紙の画像は載せられないため、書籍の名前の横に掲載しているISBNをコピペして検索すると同じ名前の参考書と間違えたりせずに探せます

  • 理論化学:「化学の良問問題集[化学基礎・化学] 新装版」(ISBN:4010349913)
  • 有機化学:「宇宙一わかりやすい高校化学 有機化学 改訂版 」(ISBN:4053056780)
  • 無機化学:「大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義 四訂版」(ISBN:4010346175)

「化学の良問問題集[化学基礎・化学] 新装版」について

こちらは大学の2次試験をベースに「良問」と言われる問題を集めた問題集です。理論だけでなく、他の2分野も載っていますが、この参考書最大のポイントは丁寧な解答・解説です。

こうした問題集形式の参考書は他に2冊くらい使用していましたが、簡単な部分も省かずに丁寧に理屈を載せているのがこの参考書でした。

「宇宙一わかりやすい高校化学 有機化学 改訂版」について

有機化学はこれまでの化学の学習ではあまり学ばなかった概念を学ぶため、最初のうちはイメージが難しいです。

この参考書は、どんな反応であるのかイラスト化してイメージが掴みやすい作りになっているところがポイントです。

ポップな見た目ですが、意外と難易度上中下のうち、上の下くらいまでは載っているのもポイントです。

「大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義 四訂版」について

無機化学は覚えるのが全てと言って過言ではないため、はじめから網羅性の高い参考書を選んで問題ありません

理屈を理解するよりも、以下に多くのことを覚えるのかに集中して、何度もこの参考書を通して暗記してください。

 

以上が文系におすすめの化学の参考書ですが、最後に参考書ではなく、「教材」としておすすめな、Z会の通信教育についてご紹介して終わりにしたいと思います。

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Z会の通信教育が理転におすすめな理由

Z会の通信教育がおすめな主な理由をざっくりまとめると、以下のポイントが挙げられます。

  • 作成した解答に添削される
  • 2次試験対策で実力がつく
  • 1問1問の質が良い

作成した解答に添削される

独学の1番難しいところは、学習した内容の解釈が正しいか「自己判断でしかわからない」というところです。

この問題を的確に解決できるのが、「Z会通信教育」の添削指導です。
Z会にはタイプの講座がありますが、記述式の添削指導付きの以下の講座がオススメです。

  • Z会の通信教育(高2生向け)
  • Z会の通信教育(大学受験生向け)
  • Z会の通信教育(高卒生向け

これらの講座では、実際に「人が解答を読んで採点してくれる」つまり記述式の2次試験と同じ経験がつめます。

解答の書き方だけでなく、個別に理解の足りない点などの指摘が入るため、より深く勉強することができます。

上記以外にも、科目別に受けられる講座もあるので、予算や時間を考慮して無理のないものを選ぶのがオススメです。

2次試験対策で実力がつく

「化学は2次試験が難しくなる」と述べましたが、Z会はまさにこの2次試験対策が抜群の教材です。実際にZ会の問題を解くとわかりますが、記述形式の問題を解くには細かな暗記の

知識と、それを整理・理解してアウトプットする力が必要です。
この練習ができる教材としてZ会はかなり優秀です。

1問1問の質が良い

時々、難関大学向けの教材(参考書)によくある話として「無駄に難しい問題」があります。

理転の基本的な戦略としては、誰も解けない問題を解くのではなく、みんなが解ける問題を解くことを目標とするため、そういった重箱の角をつつくような問題に頭を悩ませるのは時間がもったいないです。

この点、Z会はいわゆる「良問」と言われる問題を激選しているため模試や試験でも結果に結びつきやすいです。

\ 今すぐ受講したい方はコチラ! /

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※Z会公式HPに飛びます

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