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【経験と根拠】理転の成功率は意外と高い?

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「理転する!」と周りの人に公言するとその多くの返事は否定的なモノが多い印象があります。きっとこの記事を訪れてくださった皆さん中にも「理転して本当に大丈夫かな?」と不安を抱えている方がいらっしゃるかと思います。今回はそんな方々を含め、これから理転するつもりの方々に向けて、理転はみんなが言うほど危険なのか?をテーマにまとめました。5分程度で読み終われるように簡潔にまとめましたので、勉強の息抜きの際にでも読んでもらえると嬉しいです。
※この記事を書いている私は高校時代は文系で浪人を経て現在は薬学部に通っています。実際に理転した経験を元に執筆しているのでリアルな情報をお届けできるかと思います。

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本記事の内容

  • 理転は成功できるのか否かわかる
  • 理転するデメリットがわかる
  • 理転成功のためのアクションプランがわかる

【経験と根拠】理転の成功率は意外と高い

まずは結論から述べていきます。読者のみなさんが今考えている理転ですが理転自体は意外と成功率は高いです。全国でデータを集めて調査できたわけではないので、絶対とは言い切れませんが、私の所属していた学校や、予備校、予備校の講師の過去の生徒など、理転をした生徒で諦めて文系に戻った人は殆ど見かけたことがありません
ここで皆さんに一つだけ注意していただきたいことは、上記で述べた理転成功=理転して第一志望に合格できたではないことです。言葉尻をとらえるような表現で申し訳ないのですが、文系からなんらかの理系進路に進むことは高確率で可能ですが、第一志望の進路を掴み取れるかは話が変わってくるということです。
おそらく、世間で言う「理転は成功しないよ」とは「理転して第一志望は難しすぎるよ」という意味ではないでしょうか。
まとめると、

  • 理系の進路に進める人は多数
  • ただし第一志望の進路とは限らない

言うまでもありませんが、理転して第一志望の進路が医学部や旧帝大などになってくると、難易度は格段に跳ね上がり、それこそ「成功しない」という現実も受け入れないといけないときが来るかもしれません。
私の個人的なアドバイスとしては、理転をする場合は第一志望は自分の信念を貫き、第二志望からはある程度の妥協は覚悟しておいたほうが良いと思います。

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理転にはデメリットもある

理転することを考えている方の多くは、理転のメリットに惹かれて理系の道を目指していますが、実際には理系の進路を選択するデメリットも存在します。ここでは本当に理転するかもよっている方向けに、理転するデメリットを紹介したいと思います。今後の進路を決定する際、一つの判断材料にしていただけると幸いです。大きなデメリットは以下の3つです。

  • 大学での英語力向上は期待できない
  • 大学の授業についていくのが大変
  • 浪人の可能性は上がる

大学での英語力向上は期待できない

医学部は例外ですが、基本的に大学では理系学部は選択した専門科目の勉強で忙しいため、英語は後回しになってしまいます。(大学の方針にもよります)詳しく説明すると、高校で学んだレベルの英語をもう一度勉強し直す程度のレベルの英語の単位しかない状況がほとんどです。英語が好きで大学でも沢山学びたい方にとってはレベルが低く感じてしまうことは多々あります。実際私も留学などの経験もあり、英語は普通の人より得意でしたが、現在は文系の大学に進学したクラスメイトたちには全くかないません。理転には、英語力を維持・向上させるには、何かしら対策を打たないといけない手間がかかるデメリットがあります。

大学の授業についていくのが大変

理転したことによるハンディキャップは、大学進学後もダイレクトに響きます。何しろ理転する方の多くは、理系選択の高校生が3年間かけて勉強してきた理科や数学を、それよりも圧倒的に少ない時間しか勉強してきていないから当然です。受験生のときは受験が終われば理転が終わると錯覚してしまいますが、実際には大学でも苦労します。大学生活を勉強だけでなく、サークル活動や課外活動などにも力をいれていきたい方は、本当に理転すべきか考え直したほうがいいかもしれません。

浪人の可能性は上がる

最後の1つは言うまでもありませんが、理転は浪人のリスクは上がります。結果的に大学進学した後には浪人の経験は糧になりますが、どうしても現役でないといけない理由などがある方には第二、三志望などの後道を残しておく必要があります。

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【3つ】理転成功に向けた具体的アクションプラン

ここからは理転に向けて具体的に何から取り掛かるべきか、具体的なアクションプランを紹介していきます。理転始めるに高2、高3、浪人問わず、共通してはじめにやらなければならないことは以下の3点になります。

  • 理科の選択を注意深く決定
  • 私立理系大学も選択可能か明確化
  • 英語で継続して8割以上取る準備

理科の選択を注意深く決定

理転の選択でかなり注意して欲しいのは、理科科目の選択です。一般的に応用理科を2科目、「化学+物理or生物」といった風にしなければいけない人がほとんどだと思います。この生物を選ぶか物理を選ぶか、あるいは生物しか選べないのか、物理しか選べないのか、状況を確実に把握して一刻も早く勉強をスタートさせてください。物理と生物の選択で迷っている方は、以下の記事で詳しく選択方法やおすすめを根拠付きで説明していますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

私立理系大学も選択可能か明確化

続いては、私立大学を進路に選択できるのかどうかです。国公立だけなのか、私立も進路に入るのかによって、理転の成功率は大幅に変わってきます。(私立は数が多いので自分の学力に適した大学に進学できる確率が上がります)しかしながら、理系私立は学費が高いです。奨学金と就学ローン両方組んでもギリギリ払えるかどうかといった具合の学生も多くいます。学費を援助してくれる方とよく相談した上で、私立も視野にいれるのか明確化し、合格の目処を立てることは非常に重要です。

英語で継続して8割以上取る準備

理転して、理系科目で点数を稼ごうとは考えないほうが良いです。私達は文系出身ですから、そのアドバンテージを最大に活かすことを考えなければいけません。そこで重要になってくるのが英語の得点です。これは医学部や薬学部を受験するすべての受験生によく言われることですが、「英語が苦手な生徒はどんなに理科や数学が得意でも安定して合格点を取ることができない。」これは私の周りの予備校講師や、学校教師が何度も繰り返し行っていた言葉です。つまり、英語は理系進路を選択する場合であっても合格の要となる科目であることに間違いはなく、それを高得点に持っていくことは私達文系がもっともアドバンテージを得られる戦略であるということです。英語は絶対に8割を切らないつもりで対策しましょう。

以上が、理転するすべての学生が今すぐ起こすべきアクションプランです。また、高校2年生にフォーカスした理転で成功するための情報をまとめた記事もありますので、高校1,2年生のかたはぜひ一度以下の記事にも目を通していってみてください。理転に関するアイディアを増やすことで、適切な選択ができる確率を上げることができます。

ここまで読んでくださりありがとうございます。この記事が少しでも皆さんの助けになると嬉しいです。

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