Webライターとしてまだ初心者の頃は、案件が獲れなくて悩んだり、そもそも応募の段階で不安になったりすることが有るかと思います。
特に大学生などの未経験かつ専門性が弱くなってしまう方にとって、案件の獲得はハードルが高くなります。
そこで今回は、大学生を含めた初心者ウェブライターが案件をゼッタイに獲得する方法に関してまとめました。
最後の方には案件獲得率をUpさせる小ワザもまとめています。
※この記事を書いている私beeは実際に2020年からウェブライターとして活動しており、月5万円〜最大月10万円くらいウェブライティングで収入を得ている現役の大学生ですので、ウェブライティングに関する情報の信憑性や鮮度に関しては保証できます。
本記事の内容
- Webライターの案件の獲る方法がわかる
- 案件の選び方がわかる
- 案件獲得のコツが分かる
ウェブライティングの案件は何処で受ける?
早速結論から述べると、主にウェブライティングの案件は以下の方法で獲得できます。
- クラウドソーシングサイト【おすすめ】
- ツイッターなどのSNS
- 求人サイト
それぞれについてメリット・デメリットを見ていきましょう。
クラウドソーシングサイト【おすすめ】
ウェブライターの殆どはフリーで活動しているため、クラウドソーシングサイトを利用して案件を獲得しています。
中でも安全かつ多くのライターが利用しているクラウドソーシングサイトは以下の3つになります。
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
これらの中でも、ランサーズとクラウドワークスがウェブライター向けの案件を多く取り扱っている印象です。
それぞれの登録方法はそれほど難しく無いのですが、詳しく知りたいという方は以下に掲載する記事で詳しく説明していますのでご覧になってみてください。
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クラウドソーシングサイトのメリット・デメリット
メリット
- 安全性が高い
- 良質な案件が多い
- 案件の種類が多い
ウェブライターの商品はテキストですので、どうしても持ち逃げされる可能性があります。その点、クラウドソーシングサイトであればセキュリティもしっかりしているので「パクられた」といったトラブルに合う確率がかなり減ります。
デメリット
- 手数料が高い(約20%前後)
- 競争率が高い
安全性と引き換えに、クラウドソーシングサイトは手数料が高く、契約時の金額からかなり目減りしてしまいます。参考までに、ランサーズとクラウドワークスそれぞれの手数料をいかに掲載しておきます。
- ランサーズ:契約金額 (税込) の16.5%
- クラウドワークス:報酬額が10万円以下の部分は20%、10万円超20万円以下の部分は10%、20万円超の部分は5%
ツイッターなどのSNS
ウェブライターさんの中には、ツイッターを利用している方もいらっしゃるようです。
「#Webライター募集中」などで検索するとヒットします。
ツイッターなどSNSのメリット・デメリット
メリット
- 手数料無し
- フォロー関係であれば受注率がUP
ツイッターなどのSNSを利用した案件受注は、いわば直営に近いので手数料はほぼ0に等しいです。
また、SNS上で関係性のあるクライアントさんであれば任せてもらえる確率もかなり高くなります。
デメリット
- トラブルが多い
やはり取引を保証してくれる仲介が何も無いため、非常にトラブルが多い印象です。
記事の持ち逃げ以外にも、予定外の作業が入れられたり、難癖をつけて支払いを渋ったりされた話はよく聞きます。
求人サイト
こちらは、普通のアルバイトの応募とほとんど同じで、案件と言えるかは微妙ですが、求人でウェブライターを募集していることはあります。
求人のメリット・デメリット
メリット
- 安全性が高い
- 添削などによるスキルアップも見込める
普通のアルバイトと同じ要領で契約するので、一定以上の安全性は保証されます。また、ライターとしての指導もある程度受けられる事が多く、スキルアップにも直結してきます。
デメリット
- ジャンルが限られる
一方で、求人を通して記事を作成する場合、特定のジャンルに絞られている場合が多く、1つのカテゴリの経験しか積むことができません。
将来的にどう働きたいかにもよりますが、幅広い種類の案件を獲るっていきたい方には経験が積めないという意味でデメリットになりえます。
【例文あり】案件応募に使える提案文の書き方
ここからは具体的な案件を獲得する方法をご紹介します。
案件を獲得する方法としてメインで対策することは「提案(応募)テキストの作成」です。
提案・応募に盛り込む内容としては以下のものが挙げられます。
- 自己紹介
- 経験・実績
- 執筆得意ジャンル
- 自己PR
これらに加えて書き方のポイントがありますので、以下のテンプレートを利用してご説明します。
※私は、実際にこの形式で20件以上案件を獲得しています
※コピペ可
初めまして。●●と申します。
今回Webライターとして経験を積みながら、お役に立てたらと思い応募させていただきました。
多くの記事を書く機会をいただけたらと思っております。
■必要事項入力
(応募の際、記載指示のある項目をまずココに書きます。なければこの部分はカットします)
■経験・得意ジャンル
・例:書籍要約
・●●●
・▲▲▲
■実績・得意
Webライター初心者です。
これからライターとしての経験を積んでいきたいと思っています。
■対応可能時間
・●時間/日(●時間/週)
■その他
・例:ワードプレスでの納品可能です
■経歴(学生向け)
・●●高校卒
・●●大学進学(在学中)
■自己PRポイント
修正依頼がございましたら無料でご納得いただけるまで書き直します。
よろしくお願いします。
上記が基本的に汎用性のある提案・応募文のテンプレートです。
これをベースに案件によって多少書き換えていくことで対応可能になっております。
このテンプレートは次に上げるポイントが重要になってきます。
- 最初と最後に重要な情報を持ってくる
- 自己PRは修正と+α何か
- 対応可能時間は入れたほうがいい
最初と最後に重要な情報を持ってくる
まずは案件応募の際、記入必須事項が指定されていることがあるので、それを一番頭に持ってくることがポイントです。
クライアントさんは、大勢の応募文を読まなくてはいけないので、流し読みする確率が高くなります。
このことを踏まえて、仮に読み飛ばされてもスクロールして最後のパートでは目にとまる可能性から、自己PRを最後に持ってきています。
自己PRは「修正に応じること」と+α何か
意外かもしれませんが、ライターさんによっては修正にお金がかかることもあります。ですが、初心者のうちは修正が発生することは明らかですので、無料で応じる意思があることを明言しておく必要があります。
これに加えて、自分自身の強みを加筆してください。
対応可能時間は入れたほうがいい
クライアントさんは、そのライターがどのくらい作業時間を確保できるか重視している場合があります。
予め1日に割ける作業時間と、DM対応可能な時間帯を明記しておくと信頼度上昇に繋がります。
【激安案件に注意】案件の正しい選び方
ここからは、案件の「選び方」に関して詳しくまとめています。
初心者が案件選びに失敗しないためのポイント別にご紹介していきたいと思います。
- 案件は”調べられる内容か?”で決める
- 0.5円/文字以上の案件がおすすめ
- ”学びながら稼げる系案件”には気をつけて
- テストライティングは報酬が出るのが当たり前
案件は”調べられる内容か?”で決める
案件を眺めていると、自分の専門分野外であることがほとんどであることに気が付きます。しかし、ウェブライティングで大切なことは一般的にはライター1人の知識で書き上げることではなく、読者に有益な記事に仕上げることです。(案件によりますが)
よって、記事を執筆する際に「リサーチしてまとめる」ことはメジャーな方法の1つです。
募集している案件で「調べたら書けそう」なものを見つけたら、是非応募してみてください。
ただし、まれにリサーチライティングを禁止している案件もあるので、募集要項を確認して、わからない場合はリサーチの可否を確認しておくとトラブルを避けられます。
0.5円/文字以上の案件がおすすめ
たまに初心者向けのお試し案件として、0.1円/文字の案件を見かけますが、私はおすすめしません。
理由としては、こういった案件は最初からクオリティ度外視である場合が多く、執筆しても経験や練習にならないと思うからです。
しかし、0.5円/文字以上の案件であれば、お金をある程度は支払うことになるので、依頼者側も一定以上のクオリティを求めてきます。
つまり、初心者だからこそ、きちんとしたクオリティの商品を納品する必要がある案件を経験しなければならないから文字単価の相場に則った案件がおすすめということです。
”学びながら稼げる系案件”には気をつけて
案件の中には「初心者大歓迎!勉強しながら稼げる!」といったことを目玉に募集している案件も多くあります。これは厳密には違反では無いですし、中には本当に駆け出しライターを熱心に指導してくれるモノもあるにはあるのですが、実態としては1文字の単価を極端に安くして記事を大量発注するモノがほとんどです。
その案件が本当に初心者向けに指導料と引き換えに文字単価を安くしているのか、単に搾取しようとしているのか、いずれかを見極めるために以下のことは頭に入れておいてください。
- 未経験でも文字単価は0.5円/文字が相場
- テスト案件でも報酬は出るのが普通
これらに当てはまらにようであれば、その案件はやめておいたほうが良いです。
テストライティングは報酬が出るのが当たり前
上記でも少し触れていますが、テスト案件・テストライティングであっても報酬は支払わるれるのが普通です。
体感ですが、きちんとしたクライアントさんであれば、本契約の半分は出している印象です。
つまり、仮に1円/文字で5000文字の記事を本契約で募集している案件であれば、テスト案件は1000〜2500円位が妥当です。反対に本契約は5000円であるのに対して、テスト案件はいきなり500円と安価になりすぎている場合はおすすめしません。テスト案件という名目で複数のライターに執筆してもらい選定するだけの可能性が高いからです。
色々言いましたが、何回かクライアントさんとやり取りしていくうちになんとなく良し悪しはつかめて来ます。あまりあれこれ神経質になるのも足かせになるので、「こういうこともあるんだな〜」くらいで覚えておいてもらえると良いかと思います。
学生Webライターが案件を絶対に獲得するテクニック
以下に上げる方法を実践するだけで案件の獲得率がグッと上がります。
- 値下げして応募【超効果的】
- スキルテストを受ける
- 納期を早める
- レスポンスを素早くする約束
値下げして応募【超効果的】
案件獲得のための最も効果的なテクニックはこの値下げ手法です。
おすすめのターゲットは1円/文字の案件で、それを0.8円/文字にします。
このたったの0.2円下げるだけでウソみたいに案件が受注できるようになります。
その根拠として、実際に私自身は1円→0.8円で初めて案件に応募したその日で案件を獲得できました。
どうしても案件が獲れないという方には1番に試してほしい方法です。
スキルテストを受ける
クラウドソーシングサイトには一定レベルの知識を持っていることを証明するために「スキルテスト」を設置しています。
ウェブライターに関しては、以下のようなテストがあります。
- ライティング基礎【ランサーズ・無料】
- Webライター検定3級【クラウドワークス・無料】
- Webライター検定2級【クラウドワークス・¥10,000円(税込)】
- Webライター検定1級【クラウドワークス・¥25,000円(税込)】
無料のものに関しては受験して合格しておくと案件が取りやすくなるだけでなく、スキル合格が応募条件の案件に合格できるようになります。
ランサーズのスキルテスト「ライティング基礎」に関しては以下の記事で詳しい情報と対策をまとめていますので、興味のある方は一度目を通してからテストに挑戦してみてください。
納期を早める
値下げよりもハードルが上がる方法ですが、納期を大幅に早くするのも案件獲得のコツの1つです。
どのくらい短縮するか例を上げるならば、「1週間→3日」くらい大幅にです。
ただし、この方法はクオリティが下がるリスクが伴うのが欠点です。おすすめは、案件を何回か納品して慣れてきた頃ぐらいに使うと良い方法だと思います。
レスポンスを素早くする約束
クライアントはレスポンスが早いライターを非常に重宝します。
理由は単純で、レスポンスが早い=納期がおくれたり、クオリティ低下のリスクを最小限にできるからです。修正・変更があればすぐ反映してくれて、スムーズに仕事が進む取引のほうがクライアントにとっては楽ですね。初心者のうちは特に、レスポンスのスピードは可能な限り早くすることを応募段階で伝えましょう。
目安としては、「日中であれば6時間以内に何らかの返信は返せます」です。
このレスポンスに関しては、案件獲得だけでなく「収入up」にも役に立つため、以下の記事でもその重要性を説明しています。今後ウェブライターとしてレベルアップしたい方は是非一度ご覧になってみてください。
この記事を読んで1人でも多くの駆け出しライターさんの案件獲得の手助けになれると嬉しいです。