「Webライター + 大学生」で調べると、パッと目に入るのが「やめとけ」の4文字。
「大学生がWebライターになるのって何か問題があるの???」
この記事を訪れてくださった方の中にはこういった疑問がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそういった悩みを解決するため、「やめとけ」というネガティブな意見側の観点から、学生がWebライターになることについてリアルな情報をまとめました。
最後の方には、学生ライターの私自身の体験談も載せているので興味のある方は是非ご覧になってみてください。
※この記事を書いている私beeは実際に2020年からウェブライターとして活動しており、月5万円〜最大月10万円くらいウェブライティングで収入を得ている現役の大学生ですので、ウェブライティングに関する情報の信憑性や鮮度に関しては保証できます。
本記事の内容
- 大学生Webライターに対し「やめとけ」という意見についてわかる
- どういう学生にWebライターは向いていないのかわかる
- 現役学生ライターの体験談がわかる
【現役学生ライターの本音】学生Webライターはやめたほうがいい?
早速結論から述べると、
Webライター「だけ」やるのはやめたほうがいいです。
まずはその理由をポイント別で詳しく見ていきましょう。
※あくまで学生レベルのウェブライターとしての働き方を想定したポイントです。
- 収入とスキルのレベルアップに限界が来る
- どうしても案件が獲れない事がある
- 個人の実績として弱い
収入とスキルのレベルアップに限界が来る
大学生のウェブライティングに関して否定的な意見としてよく見かける代表的な理由が、「収入とスキルのレベルアップに限界が来る」ことです。
一般的に、未経験から学生がウェブライティングを始めた場合の稼ぎとしては月3万〜5万円がベーシックで、多くても10万円前後になることがほとんどです。
金額だけ見ると学生の一般的なアルバイトで得る額と同じくらいですが、時給換算すると結構割にあわないことも多いです。
加えて他の記事でもご紹介していますが、Webライターは誰でもなれます。
そのため、ウェブライティングスキル自体の価値というものは持っていると良いスキルだけど珍しくないという評価になってしまいます。
Webライターのライティングスキルは、SEO対策やマーケティングなども含まれているので、単なる文章力とも違いますが、それらを「活かす場」がWebライターと言う働き方だけだと、一定レベルで成長が鈍化してしまうことも否定できません。
どうしても案件が獲れない事がある
在宅ワーク・副業ブームの影響もあり、今やWebライターの案件の獲得競争はかなり激しいものです。ある程度の対策を立てることはできるものの、やはり最後に誰を採用するのか決めるのはクライアントさんですので、「今月は案件獲れなかった」ということは珍しい話ではありません。
個人の実績として弱い
これは1つ目のポイントと共通する部分がありますが、Webライターとしての実績は就活などでポートフォリオとして提示する際、その他の業種と比べてどうしても弱くなってしまいます。
「SEO対策をしてキーワード●●で1位になりました!」と言っても、ドメインパワーなどもあるので純粋な個人だけの実績として認識されにくいからです。
これら問題を見てみると、「Webライターは文章力が付くだけで他は微妙なのかな?」と思われるかもしれません。
しかし、次の章であげるどれか「あと1歩」踏み込んでみることで劇的にWebライターとしての活動が「強み」に変わります。
Webライター+「何か」で"強み"にかえる【大学生が稼ぎ続けるために】
上記では、大学生がWebライターだけをやるのはおすすめしない理由を簡潔に説明してきました。
ここからは、Webライター+「何か」をやることで劇的に自力で稼ぐ力がつく話をまとめました。再現性の高さも考慮して、今回は以下の3つをご紹介したいと思います。
- 個人ブログを運営する【一般的】
- プログラミングを学習する
- Webライターを育成する
個人ブログを運営する【一般的】
Webライティングで得た知識をブログで活かしていくことによって、これまで案件でしか収入を得られなかったのに対して、執筆した記事を「自分のモノ」として活用することで不労所得につなげることができます。
技術的な話をすると、Webライターとブロガーで必要な知識は以下のように共通するものがあります。
Webライターとブロガー両方で使う
- SEO対策
- ライティングスキル
これらのスキルに加えて、次のようなスキルを身につけることでブロガーとしての活動ができます。
ブロガーになるために新しく学ぶ
- WordPress
- アフィリエイト
- 簡単なプログラミング
それぞれの詳細はボリュームが大きすぎるので割愛します。
Webライターとしてのスキルにブログに必要なスキルを+αで学ぶことで、自分の財産として残せることに加え、Webライターとしての人材価値もあげることができるので、学生ライターがブログを始めるのは一石二鳥というわけです。
大学生がブログを始める詳しいメリットなどは以下の記事で詳しく説明しているので、更に知りたい方は是非一度ご覧になってみてください。
プログラミングを学習する
一見関係なさそうに見えるWebライティングとプログラミングですが、SEO対策やWebサイト制作をターゲットにプログラミングを学習することでかなりのスキルアップに繋がります。
言い換えると、ウェブライターとしてできるSEO対策をプログラミングのWeb制作スキルと合わせることで付加価値が上がるということです。
また、副業という観点から、誰でもなれるWebライターに対して、プログラマーはハードルが高くなりがちなので、圧倒的に案件獲得の競争率はプログラミングのほうが低くなります。そういった意味でも大学生の副業プログラミングはおすすめです。
以下の記事では大学生におすすめのプログラミングスクールについてまとめているので、興味のある方はご覧になってみてください。
Webライターを育成する
ツイッターやその他のSNSでは、「Webライターになりたいけどどうしたらよいかわからない」といった方が沢山います。
そういった方々に対してコンサルに入るのも1つの収入やスキルのレベルアップに繋がります。
「学生がコンサル?」と思うかもしれませんが、逆に「学生でもWebライターになれる方法がある」と聞くと、なんだかハードルが下がるように感じると思いませんか?
専門性が低いということも使い方によってはメリットになりえます。
また、こうしたコンサルティングの経験は今後のキャリアでかなりのアドバンテージになることは間違いありません。(学園祭の企画などの経験などは就活などでも評価されることは有名です。その究極系がコンサルティングだと言えます。)
以上がWebライター「だけ」の活動をおすすめしない理由と、それに対する対処法でした。
冒頭でも述べたとおり、ウェブライティングのスキル自体は汎用性が高いです。ただそれ単体では、威力を発揮できないため、何か1つメインとなるスキルと合わせることでその本領発揮に繋がります。例えるなら、英会話です。「英語が喋れる+他のフィールド」にすることで、一気にその人の付加価値を上げることができますね。
番外編として「バリバリのWebライターとして稼ぎたい!」という方に向けてのアイディアもおまけでまとめているので、気になる方はご覧になってみてください。
【番外編】スクールを受講して1ランク上のライターになる
Webライターは誰でもなれるとは言っても、やはりプロと素人の差はあります。そしてクライアントさんはできるだけ「プロレベル」の人にお願いしたいと思っていることも事実です。
学生ライターとして人材価値をあげる手段として、「プロレベルのスキルであることを証明する」のも一つの手段ではあります。しかし、その方法は2つしかありません。
ライター経験を積むorオンラインスクールなどの卒業資格を提示する
前者は言うまでもありませんが、Webライターとして1年目よりも、3年目、4年目のほうがベテランであると判断されます。
しかし、限られた大学生活の中で年数を武器に戦うのは分が悪すぎます。
そうなると自然と選べる手段としては、後者の「オンラインスクールに通って卒業資格を得る」が最も効率が良く、効果も高いと言えます。
ただデメリットとしては「コストがかかる」ことで、先行投資の意識がない限りは躊躇してしまします。
一応、以下におすすめのWebライタースクールのPRをしていますので、興味のある方は公式HPから無料相談などをおこなって検討してみてはいかがでしょうか。
【PR】マンツーマン指導のWebライティングスクール【メイカラ】
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講座サンプル(出典:メイカラ公式HP)
メイカラさんのポイント
- プロのライター・ブロガーから学べる※
- 添削サービス付き※
- 案件保証サービス※
- 「稼ぎ方」も学べる
※"Webライターコース"の「基本プラン」「超伴走型プラン」
ざっくりまとめると、最速で未経験から"実力をつけて"稼ぐことに特化した本気のライター向けのオンラインスクールです。
特に個人的には、案件保証サービスで実際に収入を得て実績ができる点もWebライター駆け出しにブーストがかかって良いと思います。
【メリットもある】大学生がWebライターをやって得られる恩恵
大学生がWebライターはやめたほうがいいのかな?
そう悩んでいる皆さんに向けて、この章ではWebライターをやるメリットを具体的にご紹介して行きたいと思います。特に、読者のみなさんが”学生であること”を考慮し、Webライターで得られる恩恵を実体験も踏まえながらまとめました。
- 他の大学生より圧倒的な文章力が身につく
- 高いタスク管理能力が身につく
- Word/Excel/クラウドの基本が身につく
- 調べる力が身につく
- お金や税金についても
他の大学生より圧倒的な文章力が身につく
Webライターは常にライティングを行うので、高い文章力が身につくのは言うまでもありません。
しかし、実際どのくらい周りと差をつけられるのか明言している情報は意外と少ないです。
以下は私の体感も入ってくるので、客観性は下がりますがイメージはつきやすいと思いその具体例を挙げています。
- レポートの課題が苦じゃない(むしろラッキー)
- メールのやり取りに慣れている
大学といえば、レポートの課題が増えてくるのもおなじみです。多くの学生は1000文字・2000文字のレポート課題が出ると、ため息を付いてしまいます。
一方Webライティングで数千文字の原稿は書き慣れている学生ライターは、むしろこれで単位がもらえるのをラッキーとも思えます。
また、大学に入ると教授やインターンシップ先など、外部の方々とのメールのやりとりも多くなります。多くの学生は、このメールの文面・マナーに悪戦苦闘します。一方で、常にライターとして個人で案件を取っている経験のある学生ライターは呼吸するようにメールのやり取りができます。
地味に見えるかもしれませんが、レポートやメールは学生生活の中では、何百回と行われます。
そして何よりも、いずれ社会人になった際には取得しなければならないスキルです。
一生自分のものになるライティングスキルをお金をもらいながら習得できるのはやはりWebライターをやる不動のメリットです。
高いタスク管理能力が身につく
個人で活動するうえで絶対に守らなければいけないものが納期です。期限内に出すためには、過剰量の案件を引き受けてはいけません。しかしだからといって少なすぎても稼ぎが減ります。
また、学生としての本業もあるためスケージュールはより複雑化することがほとんどです。
こうした難しいスケジュール管理のトライアンドエラーを学生のうちから経験できるのは非常に大きなメリットです。
Word/Excel/クラウドの基本が身につく
Webライターとして案件を受けていると、「Wordで納品してください」「Excelで表を作ってください」「googleドライブ経由で納品してください」など、さまざまなツールを活用する必要があります。
しかも、単に”使える”だけでは商売にならないため、最低限ビジネスレベルで身につける必要があるため、明らかに普通の学生よりもこれらのツールの理解が深くなります。
結局これらのツールも社会人には使えて「あたりまえ」とされるものなので、学生のうちから使いこなしておくのが得策です。
調べる力が身につく
では、上記のツールに関してビジネスレベルで使いこなすにはどうしたらよいか?答えは、「実践あるのみ」です。
どんなにMOSなどの資格試験を受けて知識をつめこんだとしても、ビジネスシーンで求められるスキル(使い方)は多種多様です。
大量の知識として使い方を知っているのも便利かもしれませんが、どちらかというと、わからないことの「調べ方」を知っている人のほうが応用が効くイメージがあります。
また、案件の殆どは自分自身の専門外の領域のものが多いため、自然とリサーチしながら執筆することになります。
わからないことを「わからない」で済ませずに、冷静に情報を整理しながた調べる力は一生役に立ちます。
お金や税金についても
例えばですが、普通に時給制のバイトをしたとします。その際、多くの学生はバイト先の企業から給料として振込を受けるか、現金を手渡しでもらうかのどちらかです。
最低限、扶養から外れたり、所得税に税金がかけられない金額に調整するくらいには意識している方もいますが、それ以上踏み込んでお金について関心を持つ学生は多くありません。
しかし、個人で稼ぐWebライターは案件の獲得から、収入として自分宛てに振り込まれ、その後場合によっては確定申告などを行う必要がでてくるため、こうした「お金の話」に関しても自然と深く知ることになります。
将来的には必要になってくる知識ですが、こうしたお金や税金について学生のうちから慣れておくと、「知らなかった」と損をする確率も減るため、大学生がWebライターとして活動するうえでの副産物の1つとして「お金に少し詳しくなる」ことが挙げられます。
以上が、大学生がWebライターをやるメリットになります。一概に「大学生はWebライターやめとけ」とはならないのが良くわかるかと思います。
Webライターに向かない学生とは?【具体的な特徴】
ここからは、具体的にWebライターになるのを「やめとけ」となる学生の特徴を見ていきましょう。
- 時給で稼ぎたい人
- 期日を守れない/破りがちな人
- 2000文字のレポートが苦痛な学生
時給で稼ぎたい人
Webライターは在宅ワークとして人気ですが、意外と時給換算すると安くなってしまいます。
その理由は記事の執筆だけではなく、クライアントとのやり取りも含まれて来るからです。
単にお金だけ効率よく稼ぎたい場合は、近場の時給の高いバイトを探したほうが手っ取り早い場合が多いです。
特に最近では、長期の休みを利用してリゾートバイトなどで一気に住み込みで稼ぐ方も多いようです。
期日を守れない/破りがちな人
Webライターとして稼ぐためにもっとも大事なことは「納期を守ること」です。
無断で遅れることだけでなく、安易に納期延長を依頼するのも言語道断です。
実際にクライアントさんに聞いた話では、「納期に間に合いそうにないから伸ばしてくれ」というライターは意外と多いようです。
2000文字程度のレポートが苦痛な学生
主に学生向けの話ですが、大学で出されるレポート課題で2000文字とかのものが出て嫌になる人はウェブライターには向いていません。
大学のレポートが授業で習ったことをベースに調べながら執筆することと同様、ウェブライターの案件も既知の知識に加えて、欠けている情報をリサーチしながら執筆します。
加えて、ウェブライティング案件の多くが2000〜5000文字になるため、レポートで書けない方は案件であっても苦痛になるかと思われます。
これらに当てはまらない方であれば基本的にWebライターとしてやっていけます。
もっと詳しくWebライターで稼ぐ方法について知りたい方は、以下の記事にも目を通してみてください。
【体験談】学生ライターが月10万稼いでたのに一時的にやめた話
ここからは、私自身のWebライターとしての活動を「やめていた」ときの話になります。
Webライターとして活動を初めて、3ヶ月目くらいから月10万円くらい稼いでいましたが、以下に上げる理由で一時的にライティングの案件受注を止めました。
- 大学生活が忙しくなる
- プログラミング
- ブログ開設
一番の理由は、大学が忙しくなってきたからでした。日中は授業・実験・試験や試験勉強などで大学にこもりっぱなしだったので、案件に当てる時間が減ったことと、夜になるとクライアントさんと連絡が取りづらくなってしまったことが大きかったです。レスポンスの速さはフリーで案件を獲る人にとっては重要なことですので、それができなくなってしまうことが痛手でした。
一方で、ポジティブな理由としてはプログラミング学習とブログを開設してそれらに時間を当てたから単純に時間がなくなったからです。
今回の記事でも散々「Webライティング+何か」が大事と主張してきましたが、その根拠は私自身がプログラミングやブログを通して実感したことになります。
「やらない」よりも「やる」ことのほうが何かを得るチャンスがあることは言うまでもありません。今回の記事で「Webライターはやめとけ」と言われている理由を理解し、その対策を頭に入れながら挑戦してみてはいかがでしょうか。
以下の記事では大学生がWebライターになるための方法をまとめています。興味のある方はぜひご覧ください。
その他にも大学生向けの在宅ワークを探している方は、以下の記事で何かアイディアを見つけられるかもしれません。