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高3から理転はなんとか間に合います【条件有り】

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高校3年生になって本格的に進路について考えていると、これまで文系としての進路を検討していた受験生であっても、理系の進路に魅力を感じ始めることも少なくありません。そしていわゆる「理転」の選択をするか・しないのか判断をしなければならないこともあるでしょう。
そこで今回は、そういった悩みを抱えている方に向けて高3から理転は間に合うのか?をテーマに記事をまとめました。五分くらいで読めるように簡潔にまとめましたので、勉強の合間にでも読んでいただき、理転選択を検討する際の一つの判断材料にしていただけると幸いです。

この記事を書いている私は高校時代は文系で浪人を経て現在は薬学部に通っています。実際に理転した経験を元に執筆しているのでリアルな情報をお届けできるかと思います。

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本記事の内容

  • 高3から理転するか迷っている方は解決できる
  • 高3から理転の成功・失敗例がわかる
  • 理転成功に向けたアクションプランがわかる

高3から理転はなんとか間に合います【条件有り】

高3から理転は一般的には無謀と言われていますが、実際のところギリギリ間に合う場合も少なくありません。しかし残念ながら無条件にみんなが間に合うというわけではないのも事実です。そこでここでは、どのような場合であれば高3から理転しても成功するのか、その条件をまとめました。以下の3点に一つでも多く当てはまる方は高3から理転しても間に合う可能性が高いです。

  • 英語・国語・数学どれか2つはすでに8割得点できる
  • 希望進路が医学部医学科以外
  • 私立理系も視野に入れている

それぞれに関して、簡単に説明してい行きたいと思います。

英語・国語・数学どれか2つはすでに8割得点できる

主にこれは共通一次の話になりますが、国語・数学・英語この主要3科目のうち、いずれか2つ高校3年生の夏休み前の時点で8割以上安定して得点できるという方は、理転に踏み切っても成功できる確率はかなり高いといえます。これら3科目は理系・文系共通して点数の比重が大きいことが殆どで、特に英語に関してはたとえ理系であっても傾斜配点によって配点が重くなることも珍しくありません。そのため、これらの科目がすでに仕上がっている受験生はそれだけでアドバンテージを持っているとも考えられるため、理転による理科科目の遅れを打ち消すことができるというわけです。

希望進路が医学部医学科以外

理系と一言にまとめても、様々な理系進路が存在します。その中でも、医学部医学は最難関で、たとえ純粋な理系出身者であってもストレートで合格するのは至難の技です。ですので、医学部医学科に高3時点で理転を考えている方はかなり厳しい道程になることを覚悟しなければいけません。反対に、それ以外の進路であれば、大学別の難易度の変動を除いて、現役で合格できる確率はグッと上がると言えます。

私立理系も視野に入れている

私立理系大学の選択の可否は、理転の成功の要になってくると私自身の経験からもはっきりと言えます。現在の日本には、私立大学が多く存在しており、様々な学力に対応した大学が全国各地に存在します。理転のハンデによって普通の理系受験生より学力は及ばなくても、そういった学力帯の学生が入学できる大学は意外と多く存在します。私個人の意見ですが、大学の偏差値だけが将来の進路選択で重要ではないと思っていますので、経済的に可能な場合は理転する際は私立大学も視野に入れておくと、ストレート合格の可能性は上がります。

以上3点が高校3年から理転を成功させるための条件になります。

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高3からの理転「成功例/失敗例」

続いては、高3から理転に成功・失敗した体験談をそれぞれご紹介したいと思います。(個人情報保護の為、特定につながる部分は一部改変させていただいてます)

高3からの理転【成功例】

私の知人の中には高3から理転を決意し、見事ストレート合格を勝ち取った人がいました。ここでは「Aさん」としましょう。Aさんはもともと、英語が得意で文系選択を高校ではしていまいたが、高校生活を通して理系職に強く惹かれ、高3最後の進路選択のタイミングで理転を決意しました。共通一次(当時のセンター試験)で、英語に加え、数学Ⅰ・Ⅱともに高得点を3年4月時点で取れていたため、その後受験勉強では主に理科と2次対策に集中できたそうです。受験結果として第一志望である国公立には合格できませんでしたが、中堅私立大学に合格し、現在は理系就職先への就職に向けて専門分野の勉強をしています。Aさんは受験生の際は第一志望に入ることで頭がいっぱいだったそうですが、いざ受験を終えて就職の準備をしている現在は、「どうしたらスムーズに希望する職につけるか?」を優先して判断したことは良かったといっていました。

高3からの理転【失敗例】

続いては高3から理転を決意したものの、残念ながら間に合わなかった人の失敗例をご紹介します。ここではBさんとします。Bさんは文系進路になんとなく魅力を感じられず、一方で理系進路に興味をもっていました。高3まではなんとなく学力に合いそうな国公立文系を考えていたそうですが、やはり理系が気になる為理転を決意、高3に上がる前の3月くらいから理転の準備に取り掛かったようです。数学は得意だったようですが、反対に英語は大の苦手で、選択した応用物理にはひどく手こずってしまい、現役での合格は叶わなかったそうです。また、経済的な理由から国公立しか選択できないため、高校卒業後は浪人してまた第一志望の理系進路を目指すと言っていました。

以上2つが成功例・失敗例になります。一つ注意していただきたい点として、失敗例として浪人するエピソードを紹介していますが、実際のところ浪人が失敗かどうかはその人の捉え方次第です。今回は便宜上失敗と表現していることご了承ください。

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【3つ】高3からの理転を成功させるアクションプラン

ここからは具体的に高校3年生から理転を成功させるために必須のアクションプラン3つをご紹介します。

  • 理転の協力者をすぐみつける
  • 夏までに国数英を固める
  • 必要な理科科目はまずは6割を目標に

それぞれについて簡単に説明していきます。

理転の協力者をすぐみつける

高校3年生から理転をする場合独学では絶対間に合いません。予備校でも学校の先生でも、とにかく受験勉強のスケジューリングや、未履修の理系科目の学習まで、プロに助力をお願いするのは必須中の必須事項です。特に私のオススメは、学校の信頼できる先生です。塾などのビジネスとは異なり、生徒に親身になって指導してくださる大人が多いイメージです。学校はあまり頼れないという方は、どんな塾がいいのかはまた別の記事で紹介しますのでそちらをご覧いただければと思います。

夏までに国数英を固める

理転を成功させるためのノウハウを書いた記事でもこれはお伝えしましたが、国数英の点数の比重は、他の科目と比べて重くなっていることが多いです。また、これらの科目は文理関係なく共通して学習してきた科目ですので、高得点をとって総合点を安定させる要となります。理転組はおそらく最後まで理科が安定しきれないことが予想されますので、この3科目を早めに固めれば固めるほど、安定して合格できる確率が上がります。より詳しく知りたい方は以下の記事も御覧ください。

必要な理科科目はまずは6割を目標に

理転でよく起こしがちな間違い(というか傾向)として、理科で高得点を狙おうとする人が多いです。理系に進むので、理系科目を一生懸命に勉強することは素晴らしいのですが、まずは大学に合格することを第一優先に考えなければいけません。そうなってくると、明らかに理転組に不利な理系科目で高得点を狙うのではなく、上記のような国数英を少しでも安定させることを優先させ、理系科目は大幅に足を引っ張らない程度、目安として6割を目指して勉強していくのがおすすめです。

ここまで、高3からの理転をテーマに記事をまとめましたが、いかがだったでしょうか?この記事が、一人でも多くの理系を目指す文系の皆さんの手助けになれる嬉しいです。勉強頑張ってください。

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